【今月のTOPICS】
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2025年6月28日

昨年、好評だったホワイトバルサミコとバルサミコの販売を7月上旬を目処に開始します。
バルサミコはエミリア=ロマーニャ州、モデナの特産です。
ピアチェンツァからボローニャ、リミニに続くエミリア街道は本当に美味しいものが沢山ですね。
ピアチェンツァのパンチェッタ、パルマのパルミジャーノ・レッジャーノにパルマハム、モデナのバルサミコ、そして美食の町ボローニャ。
さて、バルサミコはお酢です。

原材料は微発砲の赤ワインで有名なランブルスコに、白葡萄のトッレビアーノ
この2種類を混合して量が半分くらいになるまで煮詰めていきます。
その後、種類の異なる樽で熟成させ、熟成が進むにつれて小さい樽へ移していきます。
伝統的バルサミコを名乗れるのは、この熟成期間が最低12年の物のみ。
熟成が進むにつれて、トロ〜っとした状態になり、濃厚で芳醇な葡萄の甘さが現れてきます。
好みにもよりますが、バルサミコがバルサミコらしい濃厚な芳醇さが出てくるのは、10年熟成ものあたりから。
それ以下はまだまだお酢っぽくて酸っぱいです。
でも10年超えると濃縮された葡萄の甘さと、芳醇な香りと深い味わいに変わってきます。
伝統的バルサミコは正式には12年以上熟成しか名乗れません。
でも価格も普段使える金額から外れてしまう。。。
なので、バルサミコらしい芳醇な甘さがあり、かつ価格のバランスを考えて10年あたりがベスト。
一方、ホワイトバルサミコは白葡萄トッレビアーノのみで作られ、オーク樽で5年熟成されたものです。

こちらも葡萄とワインビネガー以外のものは使用されていません。
オリーブオイルにホワイトバルサミコ、塩、胡椒で最高のドレッシングです。
お酢なので酸味はありますが、他のお酢とは違い、角が無く、葡萄の甘さが感じられるので、魚介類やカルパッチョ、サラダに抜群の相性です。
白葡萄にはビタミンEやブドウ糖などが含まれ、美容や疲労回復に良いとされ、夏場などには、ホワイトバルサミコに炭酸水を加えたビネガードリンクにしても美味しくいただけます。
お薦めの利用
10年熟成バルサミコ
グリルしたお肉・サーモンなど、
パスタに少量でバルサミコパスタ
ホワイトバルサミコ
オリーブオイルと塩、胡椒でパスタに(パルミジャーノを振りかければベスト!)
魚介類のカルパッチョに
炭酸水と割ると最高の夏場のドリンク
2025年5月6日

イタリアでは春の食材といえばカルチョーフィやアスパラガスなどが旬を迎えていますね。
旬の食材と言う事で、浜坂漁港へホタルイカを求めて行ってきました。

浜坂漁港は日本海側の新温泉町にあり、その名の通り湯村温泉を始め多くの温泉地がある地域で、冬の松葉ガニは言わずもがな、春のホタルイカも絶品で全国有数の水揚げ量。
春はホタルイカ、夏は白いかにアワビ、秋は赤エビ、冬は松葉ガニと美味しいものづくし。
漁港すぐ横の市場でその日水揚げされた新鮮な魚介類が買えます。
今回はそんな今が旬の新鮮ホタルイカを使ってパスタをつくりました
材料:新鮮なホタルイカ、オリーブオイル、伝統製法パスタ、にんにく、唐辛子、イタリアンパセリ
今回は生のホタルイカを使用しましたが、ボイルでも勿論OK。
※生のホタルイカの茹で方
新鮮なホタルイカを冷水で軽く洗って、沸騰したお湯に塩(海水程度)を入れ、ホタルイカ投入
(ここで温度が下がらないように注意!)、再沸騰してから1分程加熱、ぷっくりして紅色になったら冷水でしっかり冷やす。
予熱が残ると色が悪くなりえぐみが出てしまうのでしっかり冷やしてくださいね。
下処理で目(気になる方は口と軟骨もとってくださいね)を取り除いています。
少し塩を感じる程のお湯でパスタを茹でる。
フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れて香りが出るまで弱火で加熱、そこにホタルイカを加えてさっと加熱してオイルに味を移してパスタのゆで汁をお玉1杯加える。(ホタルイカは一度別の容器に取り出しておく)
袋に記載されている茹で時間の1分前にパスタをフライパンに移してお玉2杯、オリーブオイルを加えて丁度いい硬さまで煮込んでいき程よい硬さになったらホタルイカ、イタリアンパセリを加えてまぜあわせて完成です。
パスタの塩水の濃度で塩加減が変わるので、味を見て調節してくださいね。
2025年4月11日
シチリア オリオアルケ社から嬉しいメールが届きました
第30回目を迎えたBIOL2025にて、ArkeBio 金賞受賞!
(※BIOL2021でも金賞を受賞しています)
BIOLとはイタリアで開催される、オーガニックオイルのみを対象とした国際的なオリーブオイルのコンテストです(イタリアはじめ、スペインやギリシャ、クロアチアやチュニジアなどの国々からオイルがエントリーします)
ARKEBIOはノッチェラーラ デル べリーチェ品種のみを使用
今年度は酸度も0.15と、とてもいい状態でした
当社で販売中のオイルは、収穫スタートしてから直ぐに早摘みにしたオリーブを濾過しないで瓶詰めした無濾過タイプです
フレッシュな青草の香りにバナナの様なフルーティーさをお楽しみください
2025年2月9日
過去何度か紹介していますが、改めてアルケ、アルケビオのOlio Arke Natura社を紹介したいと思います。
シチリア島の真ん中に広がる広大な農地、中央シチリアを代表する美しい丘陵地帯にOlio Arkeがあります。
シチリア人にとっては故郷を代表する風景と言えばこの広大な風景なのだそう。



Arkeの始まりは第二次世界大戦後に始めたファミリービジネスがそのスタート。現在は彼らの孫達が運営を担っています。

農園は土壌と高度の異なる土地に分かれておりそれぞれの場所に適したシチリア代表品種トンダイブレア、ノッチェラーラ、モレスカ、チェラスオーラ等を育てています。
各オリーブの種類と高度差による収穫期のタイミングを見極め収穫され、収穫後は12時間以内に搾油を行います。

フラントイオ(搾油所)は近代設備が整い、収穫期には本当に24時間稼働しています。
フラントイオに運ばれたオリーブは近代設備で酸素に触れない様に選別→洗浄→粉砕、すりつぶし→攪拌(パスタ作成(ペースト))→遠心分離→仕上げ分離→貯蔵と言う流れで酸素に触れる事の無いように搾油、貯蔵されます。








収穫期のフラントイオ(搾油所)は本当に搾りたてオリーブの芳醇な香りが充満しています。 訪れた人だけのご褒美ですね。
収穫から時間が経ち過ぎている、収穫の際に傷が多い、オリーブのそのもの痛みなどはオリーブオイルの酸度として現れてきますが、アルケの酸度が例年低いのは近代設備による酸素に触れる機会を極端に少なくしている事。またフラントイオ(搾油所)に運ばれてきたオリーブをチェックして、状態の悪いものは受け取りを拒否するといった徹底した管理によるもの。
フラントイオ(搾油所)にはテイスティングコーナが設けられ、BiolITALIAなどのイベント会場になることも。
収穫・搾油の繁忙期以外はテイスティングや搾油所見学、シチリア料理がセットなったツアー実施していますよ。



受賞歴
Biol International competition 金賞
Slow food italia 金賞
Biofach international organic olive oil competition 入賞
Olive Japan 銀賞