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2026年1月1日

Buon Anno!!
新年明けましておめでとう御座います。
旧年は当店をご利用いただき、誠に有難うございました。
『美味しい』は日常を豊かにするもの。
本年もイタリアの食文化を感じていただけるよう、皆様の食卓が楽しく豊かになるように、素材と品質にこだわった美味しいイタリア食材をお届けしてまいります。
2026年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2025年11月17日
ウンブリア、オリーブオイル生産者さん訪問

今年のイタリア現地訪問は、オリーブオイルの名産地・ウンブリア州を中心に回ってきました!
現在FAROの取り扱いはシチリア、トスカーナ産ですが、イタリアは各地で風味が異なるのでより良いものがないかの視察です。
ペルージャまでは電車でのんびり旅。そこからは、今回の相棒・SUZUKIのレンタカーで丘を越え山を越え…ウンブリアの見事な丘陵地帯をドライブです。

レンタカーもヨーロッパはマニュアル車が主流のため、特に今回のような地方ではオートマを借りられるところに限りが。。。
そのため、わざわざ用事もないのにペルージャ空港で借りる事になりました。
とっても小さい空港で、ペルージャから空港まで乗せてもらったオジサンはスーパーマーケットって言ってました。

ウンブリアは、トスカーナに隣接する海のない州。州の約7割が丘陵地帯で、残りもアペニン山脈が走る山岳地。
標高差が大きく、これがオリーブオイルの風味にしっかりと影響しているんです。
代表的な品種はフラントイオ、モライオーロ、レッチーノと、トスカーナとよく似ていますが、味わいはまた一味違うんですよ。ジャーノでは、ここでしか生産されていないんだ、というサンフェリーチェ。
本当にイタリアのオリーブオイルは場所によって風味が異なります。
その土地の料理とその土地のオリーブオイルが本当によくマッチしています。
訪問したのは11月初旬。ちょうどNovello(新油)の季節で、街では収穫祭のようなイベントも開催されていました。

今回は事前にアポイントを取ったフラントイオ(搾油所)に加えて、飛び込みでの訪問も。
できるだけ多くの生産者さんを回りたくて、あちこち駆け回りました!
中でも印象的だったのが、Trevi(トレビ)の街。山のふもとから中腹まで、見渡す限りオリーブの木が広がっていて、まるでオリーブの森。

今年はどの生産者さんも「難しい年だった」と口を揃えていました。
夏の猛暑の影響かオリーブの成熟速度が速く緑から紫や黒に熟す速度が速い。
そのため、搾油量も影響を受けたそう。 収穫や搾油のタイミングがとても難しかったそうです。
それでも、1週間でウンブリア・トスカーナ(ウンブリアとの州境)を合わせて20社の試飲、フラントイオ訪問は10社。
数社は「おっ!」と感じる素晴らしい出来でした。




サンプルもいただいたので、日本に戻ってから再度テイスティング。
その後、味や質の変化も確認するので数カ月間にわたってじっくり味見を続けていきたいと思います。 ちなみに、どのオイルも酸度は0.2%前後と、しっかり高品質。
オリーブオイルだけでなく、トレビでは黒セロリやトリュフも旬を迎えていて、まさにイタリアの秋。
季節のものを大切にする地域ごとの小さなイベントやマルシェはとっても素敵です。
2025年7月9日
モデナ産 本格10年熟成バルサミコ

北イタリア エミリア・ロマーニャ州エミリア街道沿いに発達した町のひとつで、生ハムやパルミジャーノレッジャーノで有名なパルマとボロネーゼ発祥の地、ボローニャの中間に位置しています
ユネスコ世界遺産にも登録されている、バルサミコやフェラーリで有名な小さな町古都モデナ

イタリア国内でもバルサミコが製造されているのはこのモデナ地区、そこから西北西へ24キロほどのレッジョエミリア地区だけモデナ特有の、夏と冬の激しい寒暖差と高い湿度が発酵・蒸発・熟成を促進させて、美味しいバルサミコを生み出すのにかかせない条件のひとつとされています。
伝統的な製法でつくられるアチェート バルサミコ ディトラディショナーレ『バルサミコDOP』はモデナ産のランブルスコ(黒葡萄)とトレッビアーノ(白葡萄)品種のぶどうの絞り汁を煮詰めたモストのみを原材料としています
オーク、アッシュ、ねず、桜、桑、栗などの異なる材質の木の樽(複数個の木樽を1セットとして)を使用して、サイズの違う樽に順に移しかえながら、長い時間だけでなく、長い年月使い続けられている古樽には、これまでのバルサミコの香りと成分もしみこんでいて若い木樽では決して生み出せない深い味わいと複雑さ、イタリア語でバルサミコの語源ともなったbalsamo『香り高い』『芳香』をバルサミコにもたらします

そうして出来上がったバルサミコは最後の品質試験を受け、合格したものが決まった容量の容器に詰められて包装されます。
25年以上熟成させたものはエクストラベッキオと呼ばれ、100キロのぶどうから、なんと2〜3キロ程しか生産できないのだとか
守り続けてられた伝統と時間、食にかけるモデナの人々の情熱には本当に驚かされますね
2009年にはDOPよりも製造規制が緩くなった製造方法で作るIGPが認定されました。
DOPにもIGPにも当てはまらない、コンディメント(調味料)バルサミコに分類するものにも伝統製法と同じ工程で作られる高品質で高額のものや、一般のスーパー等で手に入り易い安価な物(熟成期間をあまり設けず増粘剤、カラメル色素、酸化防止剤などを加えて短期間で作られたもの)まであり商品のグレードは様々です。
今回販売の、本格派10年熟成バルサミコは『 バルサミコIGP』に分類されます
何が本格派なのかというと原材料はDOPと同じランブルスコとトレッビアーノ品種の葡萄を使用、そして10年以上熟成したワインビネガーのみであること、
オーク・アッシュ・ねず・桜・くわの木・栗の木の樽(一番大きいサイズ180L〜一番小さいサイズ10L)に順に差し替えながらじっくりとアロマを移しつつ10年間熟成させていること。
少しとろりとしたテクスチャーで、プルーンの様な果実の凝縮感とまろやかな酸味、そしてバルサム(芳香)が広がります。
酸っぱすぎず甘すぎず、お料理にかけて頂くのに丁度いいバランスです
お野菜やお魚、お肉に、フルーツやアイスクリームにそのままかけて
生クリームともとても相性が良く、クリーム系のパスタソースに加えていただくのもお勧めです
IGPも一定の基準はありますが、熟成期間が長くても樽の差し替えの無いもの、ビネガーの割合が多く酸味がとても強いもの、カラメルを少量加えて甘さを足したもの等、メーカーごとに様々な商品があります
ACETAIA REALE の10年バルサミコはDOPではないですが、代々の伝統を作り続けた木樽を使用して、10年の時間をかけて作られたモデナ人の食への情熱の詰まった本格派な逸品です。
2025年6月28日

昨年、好評だったホワイトバルサミコとバルサミコの販売を7月上旬を目処に開始します。
バルサミコはエミリア=ロマーニャ州、モデナの特産です。
ピアチェンツァからボローニャ、リミニに続くエミリア街道は本当に美味しいものが沢山ですね。
ピアチェンツァのパンチェッタ、パルマのパルミジャーノ・レッジャーノにパルマハム、モデナのバルサミコ、そして美食の町ボローニャ。
さて、バルサミコはお酢です。

原材料は微発砲の赤ワインで有名なランブルスコに、白葡萄のトッレビアーノ
この2種類を混合して量が半分くらいになるまで煮詰めていきます。
その後、種類の異なる樽で熟成させ、熟成が進むにつれて小さい樽へ移していきます。
伝統的バルサミコを名乗れるのは、この熟成期間が最低12年の物のみ。
熟成が進むにつれて、トロ〜っとした状態になり、濃厚で芳醇な葡萄の甘さが現れてきます。
好みにもよりますが、バルサミコがバルサミコらしい濃厚な芳醇さが出てくるのは、10年熟成ものあたりから。
それ以下はまだまだお酢っぽくて酸っぱいです。
でも10年超えると濃縮された葡萄の甘さと、芳醇な香りと深い味わいに変わってきます。
伝統的バルサミコは正式には12年以上熟成しか名乗れません。
でも価格も普段使える金額から外れてしまう。。。
なので、バルサミコらしい芳醇な甘さがあり、かつ価格のバランスを考えて10年あたりがベスト。
一方、ホワイトバルサミコは白葡萄トッレビアーノのみで作られ、オーク樽で5年熟成されたものです。

こちらも葡萄とワインビネガー以外のものは使用されていません。
オリーブオイルにホワイトバルサミコ、塩、胡椒で最高のドレッシングです。
お酢なので酸味はありますが、他のお酢とは違い、角が無く、葡萄の甘さが感じられるので、魚介類やカルパッチョ、サラダに抜群の相性です。
白葡萄にはビタミンEやブドウ糖などが含まれ、美容や疲労回復に良いとされ、夏場などには、ホワイトバルサミコに炭酸水を加えたビネガードリンクにしても美味しくいただけます。
お薦めの利用
10年熟成バルサミコ
グリルしたお肉・サーモンなど、
パスタに少量でバルサミコパスタ
ホワイトバルサミコ
オリーブオイルと塩、胡椒でパスタに(パルミジャーノを振りかければベスト!)
魚介類のカルパッチョに
炭酸水と割ると最高の夏場のドリンク